ペット業界の現状

現在、犬猫の飼育頭数は2100万頭越え。
内、犬は約1200万頭。猫は約955万頭。
平成20年をピークに減少傾向にはあるようですが、日本人の15歳未満の人口(1664万人)より大きく上回っていることから、かなりの多さなのは分かります。
これも、きちんと登録されている犬猫に関してであり、それ以外の犬猫も混ぜるとかなりの数です。

犬では小型・中型犬が約9割を占めています。
平均寿命も増え、ペットも高齢化が進んでいます。

その内、避妊・去勢をされているペットは犬で42%。猫は76.3%。
最近はペットの管理の強化や動物愛護法(以下、動愛法)により、避妊・去勢の数は増えています。
しかし、人間の監視がしやすい犬では、猫に比べて避妊・去勢の%は低く、ペット流通に影響しているかがわかります。

これだけの犬猫が流通していると、その反面、保健所などへの引き取り数も多いということです。
平成16年を皮切りに殺処分は激減しているのは確かですが、まだまだ引き取られる犬猫はいます。

引き取りは一般家庭のペットたちだけではなく、ペット業者からも持ち込まれます。
ペットショップで売れ残った犬の約31.8%、猫は約42.3%は他の動物業者に譲渡・販売されます。
他には、生産業者や自社生産に犬は約44.9%、猫は約40.1%に譲渡・販売や継続飼育されます。
この犬猫たちは繁殖用とされ、パピーミルの場合にはその一生を出産のために費やされるのです。

自分のショップでペットとして飼育し続けるところは犬で約7.1%、猫では4.0%ととても少ない。
動物の命を最後まで責任を持って、また愛情を注ぎ見届ける業者がこれだけしかいないということです。


生体流通。
ショップでは犬猫の販売では事前説明を義務づけられており、その説明にもショップにより様々です。
8割がたは、文書と口頭での説明を心掛けていますが、中にはそのどちらかのみ。や、説明すらしない業者もあるようです。
また、その説明にかける時間もまちまちで、30分以上の説明を行う業者は全体の4割ほどにしかのぼりません。

生き物を飼育してもらうのですから、その犬猫の特性や飼育方法、病気などの説明をすると到底30分以内では終わらないと思うのですが・・・。
そして、何よりビックリしたのが、「説明をしていない」が犬で0.7%、猫で0.6%という数字。
その反面、飼い主側からは「この説明に満足」と答えた人が80%にのぼっています。

こういうことも、一般のペットたちの飼育放棄につながっているのでしょうね。

たとえ、飼い主側が細かな説明を望んでいないとしても、こちら側からきちんと提示し、本当にその動物が飼えるのかを考慮してもらうことが必要だと思うのです。

私の地域のショップでも、「売れれば良し」なところが多く、お客様の家庭環境や性格などは無視。たとえ飼えない状態だったとしても、ショップ側はそこまで探らないし、分かっていたとしても動物を売れるなら目を瞑る。

販売側は、それが当たり前になってしまっているために、「悪い」という概念がありません。というか、あったとしても改善するところは少ないです。だって、売り上げが落ちるんですから。
なので、買う側がしっかりと知識を持ち、甘い言葉に騙されず、きちんと販売してくれるところでしか買わない!!という強い意志が必要になります。

これは、飼育放棄や売れ残り、果てはパピーミル根絶の第一歩になると思うのです。

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